2019-04-06 冷たい水の中の小さな太陽 海外・文学 フランソワーズ・サガン 美しく、どこか冷たさのただよう、サガンの文体に引き込まれます。 サガンの本は、とても孤独症で、人の感情をみつめ、時にその感情と同一化しながらも、最後には一人に戻ろうとするような世界です。 その鋭利な感性は、ほかにないと感じます。 サガンの世界では、恋はただ恋として終わることはなく、いつもゆらめく悲しげな香りを残してゆきます。 冷たい水の中の小さな太陽 (1970年) 作者: フランソワーズ・サガン,朝吹登水子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1970 メディア: ? この商品を含むブログを見る BY もんたん