おすすめブックジャパン

東京の読書サークル おすすめブックジャパン おすすめ本を紹介します!

冷たい水の中の小さな太陽

美しく、どこか冷たさのただよう、サガンの文体に引き込まれます。

サガンの本は、とても孤独症で、人の感情をみつめ、時にその感情と同一化しながらも、最後には一人に戻ろうとするような世界です。

その鋭利な感性は、ほかにないと感じます。

サガンの世界では、恋はただ恋として終わることはなく、いつもゆらめく悲しげな香りを残してゆきます。

 BY もんたん